カテゴリ:お宅訪問
04/23/2019(Tue)
築85年

高い塀と門からは外観すら決してのぞくことができなかった、昔から気になっていた家が岡山市北区番町にありました
ご縁を頂き、その古い邸宅にお邪魔することができました!
左側へ塀が続いていたのですがオープンになり駐車場スペースに



よく見ると緩やかなカープになってたり至るところに丸窓が見られます。これは船をモデルにもしているようで、丸窓は応力が掛かっても壊れにくいんだそうです
重厚な玄関ドア。石のアプローチ
レトロガラスの模様はリーフでしょうか、結晶にも見えます♪





日差しが優しく入り込む応接室



障子は日本特有の見た目の美しさもありますが、断熱や防音性能にも優れています。白川郷の建物の窓に設けられているのは障子だけって知っていますか?つまり、障子1枚で外部の寒さを凌いでいるとは信じられない事ですよね
昭和初期の引き分け猫間障子戸。中央に引き分け式の小障子がついていて、開けると庭など風景が見えるという先代の知恵

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05/11/2018(Fri)
解体現場から

近所でまた古民家が解体されるところを突入し、鏡を頂いてきました。夜中、白い服着た髪の長い女が映ったらどうしよう
人の出入りが少なくなっていたので怪しいなと思っていたらやはり。またひとつ古民家が消えるのは寂しい、人の家だけど。鏡は縁側の壁に取り付けてあったもの。作業員の人にお願いして外してもらったら家まで運んでくれました。



玄関入ったところ。なかなか上ランクの古民家、私なら喜んで住むレベル
ガラス製の照明。外してもらおうとしたら根本がコンセント式ではなく直付け?だったので断念





紋様が可愛い欄間も欲しかったが、簡単に取り外しはできずこれも断念
台所とお風呂。ステンレス浴槽やタイル貼りはうちのと似てた




階段もあじがあったのに(急でもなく)
2階、建具の美しいシルエット。こうしてまたひとつの家が幕を閉じた

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02/06/2018(Tue)
築100年 in 勝田

前回の庄屋から、すぐ向かいに建つ古民家。ここはデザイナーの若いご夫婦が子連れで、都会から移り住んできた4人家族が住んでいるとのことで少し中を見せて頂きました。築100年、自分たちで改装しながら今も進行中。空家のままだったらしく、お風呂場にはタヌキが住みついていたとかコウモリとか蛇とか・・・。↑縁側部分の屋根、黒光りしていていい雰囲気。碍子引きの古い電線が露出配線、昭和な趣きがあっていいですが安全性が心配!?
やっぱり暖炉や古い建具が似合う♪




中2階。天井は抜いていたけれど、冬が寒すぎて板で蓋をしたそう
暖炉の部屋は布で天井を覆っていてポッカポカ
紅葉柄の引き戸を開けると・・・



台所。土間だったのを板間にしたり、壁に作り付け棚を作ったり
お店みたいな雰囲気(´▽`*)ここにも古い建具と


キッチンはL字型。自分達が住みやすいようにリノベーションしながら、リビングには手作りブランコも作っていたり。こんな奥地に関わらず田舎ライフを楽しみ、子供は大自然の中で育てる。いろんな生き方があって当たり前

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01/31/2018(Wed)
築300年 in 勝田

三椏(ミツマタ)、どっさり我が家に、オブジェ化(*ノωノ) 枝が三つに分かれることからそう呼ばれていて、繊維は柔軟で光沢を持ち、高級和紙の原料になっている。そして日本の紙幣にも使われていたとは。植物繊維を特殊加工して作られているんですね、誇るべき日本の特産
台風でトタンが飛び茅葺に穴があいて取り壊しになるということで、江戸時代の庄屋(友人の母実家)を訪ねた時、この三椏を見つけて頂いてきました。 岡山市内からは北へ車で2時間、美作市勝田町。深い山間の中、時代に取り残された日本の原風景の中に、その茅葺屋根の家はありました。(帰りは1人で帰路、車にカーナビがなく、携帯も圏外でGoogleが使えず、迷子にならなかったのが奇跡・・・)



数年前までは祖父母が住み続けていたそうです。倉庫のドアがいい雰囲気
薪で焚くお風呂、煉瓦が歴史を感じさせます



玄関を入るとすぐハシゴがあって屋根裏まで行けます。途中立派な梁の下、ここに三椏が大量に保管されていました。引っこ抜いて下に落とす、を繰り返す(≧▽≦)
ここらへんには蛇が潜んでいたとか、脅かされながらさらに上へ。重厚な木の骨組みが見えてきました。調べてみると「水平に置かれた梁に45度の角度で固定、釘はいっさい使わない。丸太や竹は釘ではうまく固定できないからです。代わりに使うのは縄。「いぼ結び」という特別な結び方で、一度結ぶと自然に緩むことはなく、針金以上に硬く締まっていく。煙にいぶされ続け、黒い艶をまとう」 ここで暮らしてきた年月で生まれてきた色なんですね。またひとつ、惜しくも300年の歴史に終止符を打った

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07/01/2017(Sat)
ワインとチーズ

雨音が聞こえてきそうな柏葉紫陽花、チーズと胡桃をつまみながらワインで乾杯・・・
また日本にいることを忘れてしまいそうな平日の昼下がり。壁もまた新しい色にペイントされ、ヨーロッパのカーテンとフランスの壁紙はいたるところに。このお家の鳥瞰図を制作したいと思ってもう何年経っただろう・・・来るたびに変化を遂げているリカ邸なので、どのタイミングで時を止めようかと悩むところです。
倉敷インターナショナル

一面、黒の壁になったことで部屋もシックになるし小物も引き立つ
至るコーナーに違ったディスプレイで楽しませてくれます



鏡に映るグラスとドライフラワー
花のモチーフもたくさん。女性はやっぱり花が好き





シックな深緑コーナー♪ またお邪魔致します(*´▽`*)

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