11/09/2017(Thu)
出版話 なぜ韓国?編

皆さんが疑問に思う以上に当時私も疑問だらけでした。知り合いや友人が居たわけでもなく、過去韓国に行ったことはあってもスケッチはしたことがなかったのですから。韓国の出版社から連絡があったのはちょうど一年前の個展が終わった11月下旬でした。
「ブログとインスタグラムで絵を拝見しました。とても暖かくて素敵な絵ですね、ヨーロッパスケッチを一冊の本にしたらとても素敵に仕上がりそうです」最初は英文、返信しないままでいるとその後日本語に訳されてメールがありました。”うまい話しには裏がある”このご時世、巧みな詐欺が横行していますから、勧誘話系には一切返信していない私です。もし真実かつ情熱があれば何度もアプローチがあるはずと。なので丁寧で誠実だなと思い返信してみたところ、返信に対する感謝と前向きにご検討下さいと早速”企画書”が送られてきました。それは詳細な、本の内容やターゲット、更に私の絵を使ったページサンプルなどもあり、非常に手の込んだもの・・・。

旅画集出版は長年の夢でした。海外スケッチは情熱やモチベーションの為でもありましたが、いつか本にできたらという希望を持って継続してきたのもあります。それを本にしてくれる、やっと見つけてくれた方がいた。しかしそれは当然日本で希望していたことで海外でとは考えもしていなかったことでした。嬉しさよりも不安要素が多過ぎて簡単に信じることはできず、「契約書を見せて、出版している既存本を送って、お金の事を確認したい、契約は直接会ってしかしない」などとにかく質問を書き連ねました。その度に誠実に対応してくれているにも関わらず、その一方で”出版詐欺”を毎日調べる日々・・・疑い出すとキリがなく、一時は「お互いの希望が一致しないならこの企画は白紙に戻すしかない」互いの間に暗雲が漂うまでに。行き詰まりを感じ、東京の師匠・永沢まことさんに相談しようと今までの経緯や書類を印刷し郵送。
早速、既存本を届けてくれた2月


「これは詐欺じゃないね。韓国だろうと形にしてもらうのは有り難いこと、疑う心は相手にも伝わる、いいかげん信じて進みなさい」と笑いながら電話を下さいました(( ;∀;)
そこから気持ちを切り替え、3月。岡山での打ち合わせを迎え、敬意を込めて着物で出かけ、編集長と通訳者3人での対談が実現しました(でも少しだけ、実際に会えるまでは不安でした、来なかったらどうしようとか) ずっと疑問だった事も聞きました。韓国にも日本にも絵を描いている人がたくさんいる中、どうして無名の”私”だったのか。「確かにたくさんいますが、絵が気に入りましたし、ご自分で企画してこんなに現地で描いてる人はいない、本というものは物語があって成立します」と、言って下さいました。
Kyra Booksは、母会社ダヴィンチ出版社(芸術と建築、人文、哲学に関する図書)の子会社で、イラスト中心の図書を出すために立ち上げたばかりの出版社でした(*''ω''*)打ち合わせには、永沢まこと著者本「イタリアの幸せなキッチン」も参考のために持参♪次回、ここから出版までの波乱?の8か月間レポート、続きます


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11/07/2017(Tue)
本出版 in 韓国Korea

「たまには道に迷ってもいい
ヨーロッパの小さな町旅」 Kyrabooks
本日、11月7日。おかげさまで韓国にて出版日を迎えました♪ネット通販はありますが韓国語のみだそうです→INTERPARK 日本での購買希望者は11月26日(日)までの期間限定予約、輸入したものを発送致します(1回限り)
完全オリジナルの旅をそのまま再現、手作りMAPに沿って絵が展開されていきます。私にしか描けなかったヨーロッパスケッチ90点掲載です。さぁ一緒に冒険に出かけましょう
●1冊¥1.650(初版限定特典ページあり)
●縦21、3×横15、3 厚さ1、7cm 総288ページ
●スケッチ掲載地 フランス・イタリア・クロアチア・イギリス・スペイン・ポルトガル
ご注意*本の予約購入希望の際は以下事項を必ずご確認&ご了承の上お申し込み下さい
*文章は全て韓国語です(日本語の原文は購入者限定で公開する予定)
*1冊¥1、650ですが、輸入により諸費用+輸入費+送料がかかります
(輸入費は全体数から割りますので、最終的な金額のご案内は発送直前となります)
*お申し込み後のキャンセル・変更はお受けできません
*今のところ日本語出版はまだ未定です


288ページ、絵は90点もあるので厚くて見応え十分♪
贅沢な余白使い・・・文章は全て私がまとめたものを訳してもらっています
ってハングル読めないですけどね、笑



フランスの民家を見せてくれたPivotおじちゃんの鳥瞰図も♪今年おじちゃんにエアメールで報告しよう。まさか自分が本になろうとは?
当初、写真は入らない予定でしたが、私が旅先で撮ってきていたものを画集のアクセントに盛り込んでくれました。息子の写真も載っていて、小学3年から高校2年の成長していく姿も感慨深いわねと話したら「モデル料出せ」と言われました

表紙&装丁デザインは韓国市場を考慮して一番アピールできるように考えてくださったようです。国別や読者の性向にあわせてデザインされるんですね。この本がもし日本や中国に輸出されることになる場合はその国の読者に合わせてまた新しい表紙やレイアウトになるとのこと♪
次回、出版までの裏話を書きたいと思います(*''▽'')

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