09/30/2009(Wed)
マダム手作り

旅で起こる全ての事をいいと思うこと。そう誰かが言っていたことを思い出す
3日目にようやく体から、あの忌々しいお酒が抜けた私は、描きに出かける。ワインなんてもう見たくもない!匂いも嗅ぎたくない!息子はそんな私に意地悪。ワインがディスプレイされてる店があると教えてくる。(というかほとんどの店がワイン扱ってるんですけど)オエーオエーと言い合いながら村巡りをしていると、ガッシャンガッシャンどこからか音が、車の荷台に機械が乗っていてワインがくるくる回ってる。ラベル貼りをしているようだ。できた瓶を木箱に詰めるという作業をしばらく眺めていると描きたくなってきて、あれはワインじゃない、美しい水だ、と思うことにした
「まー、素敵な絵ね!これから私たち昼食なんだけど、あなたも一緒にどう?」
(たぶんそう言われた)思いがけないお誘いでした。縁もゆかりもない私たちに、ワイン店のマダムが気さくに話かけてこられたのです。この描いてたテーブルのすぐ横で準備が始まったことが幸い!?他の場所ならお誘いがなかったかもしれません。ここで働いてる男性が席に座り、パンを切り、お皿を並べ、温められた鶏肉、じゃがいも、人参をそれぞれに盛り、いただきまーす!息子もすっかりファミリーのように溶け合ってます。なんて実際は英語で話しかけられるも少し返せたぐらいで・・・雰囲気を楽しむことに意義があります、こうゆうときは!でも1人の男性が私に言った言葉。飲み物をついでくれる時、「ワインはもちろんいらないよね?」ワインで酔っていた私のことは忘れて下さい


フランスに限らず現地の家庭料理ってどんなんだろうっていつも興味があります。でも知り合いがいない限りそれを食する機会はほとんどないですよね?デザートだってマダムの手作り。プラムのタルトは甘酸っぱくてちょうどいい甘さが口いっぱいに広がるのでした


この赤い建物の奥が住居。食器、私も片付けます、と足を踏み入れることに成功。ついでにトイレも借りたりして。建物をそのままに、そして中を改装しながら大事に住んでいく、それが当たり前のヨーロッパだから・・・



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