12/16/2022(Fri)
旧乃木邸

偶然見つけた邸宅は悲しい過去をもつ場所でした。二人の息子を失い、己の無力から万の兵士が死に、心の拠り所であった明治天皇が崩御後、夫婦で自刃するまで住んでいた自邸。陸軍大将であり教育者でもあった乃木希典と静子夫人の存在は恥ずかしながらここに来て初めて知りました
明治35年、乃木大将が自ら設計(ドイツ留学中に見たフランス連隊本部を参考にしたそう)。当時は接客を目的とする豪華な建物が多かったのに比べ、この外観は黒塗りの板張りで飾り気なく(最初、校舎かな?と思ったぐらい)内部も簡素かつ合理的に造られ明治期の和洋折衷建築としても貴重なものだそうです。夫婦の遺言により、公園の一部として保存されているので自由に見学ができます


道路沿いで見たただならぬこの馬小屋がまず目に留まりました。煉瓦造りの瓦葺きの平屋建て。自邸より立派であったため、「新坂の馬屋敷」と称されていたといいます。煉瓦は英国から取り寄せるほどのこだわりぶり!
乃木神社が隣接しているので参拝者もふらっと訪れる







中が一般公開されるのは5月、9月、11月の3回で数日間のみ
(予約制ではなく整理券配布、時間ごとに各20人づつ)
絵では省きましたが、2階窓から部屋が見れるように歩廊が設けられている

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