10/12/2017(Thu)
入館ミッション

ラトビアという小さな小さな国ですが、ヨーロッパ最大級のアールヌーヴォー建築がある首都リガ。19世紀後半から20世紀の初めにかけて流行した新芸術様式のことで、曲線や植物文様を多用した装飾性が特徴。新市街アルベルタ通りに最も集結していて(前記事で紹介したレストランもここ)、そこにArt Nouveau Museumアールヌーヴォー博物館がある
ここでひとつ。博物館に限らず美術館や民俗館など、“館”がつくところは普通看板や入口開放などでわかりやすいじゃないですか。確かにスペインの田舎のミュージアムで、ドアをノックしてねという閉鎖的なところはありました、が、ここは首都です。地図を頼りにその場所に確かに着いたのに、見当たらないのです。場所違うのかな・・・いや、向かいに、調べていた雑貨店が確かにある。やはりここだ。いちお看板が立っていたので行ってみるとドアは施錠で開かない。今日は火曜。月曜だけ休館のはずだから閉まっているわけがないのに・・・臨時休業かもしれないと諦めて帰ろうとしたその時、中から人が出てくる、条件反射でその扉を足で止め、スルリと中に入る!

結局ですね、12番が博物館。なので1、2、C(Call!?)と押して、受付の人にドアの鍵をあけてもらうという。セキュリティ高くしてるのはわかりますが、旅行者にもっとシステムわかりやすくしてもらえませんかね!?( ゚Д゚)皆、ドアが開かないと戸惑っている(帰り、おじさんに教えてあげた♡)
建物のファサードはラトビアの植物や動物を表現したモチーフ
ちなみにまだ中に入っても博物館の入口がわからないのだ。 ↓赤いドア、この時は開いていますが、最初完全に閉まっていて、窓も何もないこのドアから中の様子を伺うことはできず、看板もなく(泣)



なんと落ち着いた色合いなのでしょう。とりあえず屈指の傑作と言われている階段を見学しながら捜索。上の階はどう見ても住宅っぽいドアばかり・・・いったい博物館はどこなんだ。
ちょうど降りてきた時に、赤いドアからお客さんが出てきたところでわかる。やっぱりここだったかと・・・
当時の衣装を着た店員さんに、入館料9€+5€(¥1820)を払い(写真を撮るなら+2€)、地下から行ってと言われたが地下は無機質な部屋に展示品だけだった。当時の室内に家具や美術品、食器を展示しているのは1階でした。20世紀当時、実際にリガで使われていたものだそうです。




台所が気に入って、メイド服を着たお婆さんに、描いてもいいか尋ねると「もちろん」と返ってたけれど、北欧のお婆さん特有の”ニコリともしない”(すみません皆が皆ではないでしょうけど・・・)強張った顔で、ずっと睨まれながら(いや、普通の顔をしていたんだと思いますが)物凄い緊張感の中で描きあげました( ;∀;)




バスルームのタイル♡壁や建造物だけではなく、布製品などの日用品にまでアールヌーヴォーが染みわたっていたのがよくわかります
ダイニングルームはステンドグラスの窓から燦々と入る光と共に

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comments
宿泊先も、博物館も、お客を呼び込もうと
する気が、無いのか!!
しかし、泉さんが何気に毎回ちゃんと
たどり着くから、感心してしまう・・・。
螺旋階段、美しぃ~。
でたでたでしょ~海外あるある、笑。ほんとにラトビア語のひとつでもわかれば訴えたいとこだったわ(ラトビア語、さっぱり)あれ、諦めて帰る人ぜったいたくさんいると思う!第一インターフォンって気軽に押せるものじゃないから、笑
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