fc2ブログ

出版話⑦ 赤の嵐

img20220409_17572301 - コピー
いよいよ終盤、”初校”ができあがってきたのは4月中旬。(当初、5月出版予定でしたが調整作業が重なり2カ月遅れ)私と編集者で、改めて漢字や脱字の修正、レイアウトの確認をする”校正”を行い、出版社に提出して”赤ペン”が戻ってくるのを待ちました


韓国画集の時は、私がすることといったら絵選びとデータ管理、テキストを書いて送る、それだけでした。出版社が翻訳&デザインをしたので(そもそもハングルのためチェックができず)、今思えば丸投げ状態(*^-^*)
↓2週間後、赤ペンがないところはないぐらい全ページに渡ってチェックが戻ってきます

IMG_6341 - コピー
言葉の言い回しや字の大きさ、使用色表示、レイアウトに限らず、「どういうこと?」「どこらへんが?」「意図が読めない」「曖昧」など容赦ない、いち読者としての疑問を投げかけられます。あんなに編集者と見直して修正もしたのに!でも初めての”赤ペン”経験はショックや大変というものではなく、私の本をより良くするための”スパイス”なんだなと嬉しくなりました(*^-^*)


2週間のチェック期間を経て、”再校”。これで終わりかと思ったらさらに”外部校正”へまわり、2週間後また全ページが同じくらいの”赤ペン”で埋まりかえってきます、笑。あれだけチェックしたのにまだ誤字もあり、言い回しも色んな場所が直され、一部書体が読みづらい、体言止めは続けないなど。使用色リストを1色づつチェックされ「色が合致してない」とか「生地とは焼く前の状態のことだからパイなのではないか」と言葉の説明付きで指摘を受けました。なにか”法則”もあるらしく「乗せる⇀のせる。やさしく⇀優しく。綺麗⇀きれい。良く⇀よく。多過ぎ⇀多すぎ。やわらかい⇀柔らかい。」など平仮名か漢字かの表現があることを知りました


本紙色校正が届いた6月中旬。通常この段階まできたら修正はしないようですが、色がうまく出ていないところなどデータ修正していただく。「袖・プロフィール」の誤植はこの時に発生してしまいました。完璧だった校閲後に、私がもっと短文にしたいと文を作り直した結果、誤字発生。それを気付かないまま印刷へ・・・。読者の皆様、謹んでお詫び申し上げます
(誤)美術家卒 (正)美術科卒

IMG_7755 - コピー
届いた色校を踏みつける猫


出版までの道のりを①~⑦で綴ってきました♪
「はじめての水彩色鉛筆レッスンブック」がこれからも読者に楽しんでいただける1冊となりますように。発売してもうすぐ2カ月になろうとしていますが、未だ書店によっては表紙陳列してくださっていて(新たに入荷も)感謝致します

IMG_9926 - コピーIMG_9677 - コピー
IMG_9639 - コピー




●人気ブログランキング参加中!今日もポチっとお願いします">ランキングバナー

09:00 | 出版本「水彩色鉛筆」 | comments (0) | edit | page top↑
ハワイアンカフェ | top | 出版話⑥ コラムと旅記

comments

post a comment

管理者にだけ表示を許可する