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ゆくり 鳥瞰図

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プライバシーを守り、緑いっぱいの”通り庭”をぐるっと贅沢に眺め、明かりをふんだんに取り入れる。昔ながらのウナギの寝床は、扉を開いた瞬間に遠くまで見通すことができ、空間全体が広く見えとても風情がある
この築100年の町屋で営むギャラリー”ゆくり” 住宅兼で、住まれてもう20年。代替わりされた大家さんからも、できるだけ長く住んで下さいと言われているそう(*´з`) 門をくぐると木々と石段のアプローチを通り玄関へ。重厚な石タイルと小上がり、目線には中庭の緑が飛び込んできます。手前の6畳と10畳は時々開催される企画展、縁側を通って一番奥の部屋が常設展


ちなみにウナギの寝床は先人の知恵かと思いきや、江戸時代まで京都では(後に大阪でも)独自の賦課金システムを採用。この金額は間口、つまり玄関の広さに応じて決められており、少しで減らしたいと考えた庶民は間口が狭く、その代わり奥行きがある建物を建てることに。つまり現代の”税金対策”として誕生したそう。そんなことは感じさせないくらい斬新で素晴らしい間取りですよね

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玄関アプローチ、斜めになっているところがポイント


「玄関」は禅宗の言葉からきていて、「玄」は深淵な悟りの境地、「関」は入り口という意味。”深い悟りへの入口” よって玄関は神聖な場所だから汚さずいつも綺麗にしておくこと、と語源を知れば納得”?

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玄関横がじつは台所(非公開)。廊下側の建具も凝っています


いつまでも座ってゴロゴロしていたい場所

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陽が差し込む縁側を抜けると


オーナーさんが全国から買い付けた器たちが並ぶ

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