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カテゴリ:2009年フランス親子旅

そこは中世の世界

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辺鄙な所だから無謀だよと言われようとも、バスが出てるらしいという曖昧な情報でも、ハッキリとした村の情報がわからなくても、宿が取れてるかわからなかったけれど、私にとっては派手に観光地化されてない素朴で人も少ない田舎のほうがワクワクする、どうしても行きたかった村


SEMUR-EN-AUXOIS  スミュール・アン・オーソワ
スミュールというのは、昔の城塞を意味する単語でフランスのあちこちにある地名らしい。今でも中世の城の廃墟や石垣、塔にいたっては現在4つだけだけど当時は18を超えてたそう。本当におとぎの国に迷い込んだようです。この頃は9月に入っていたのもあるけど観光客らしい人は1組見ただけ。もうここは私たちだけの世界・・・この風景を二人占め!なんて贅沢な時間。小さい村ではあるが、カフェも店も何件かあり、ちょうどいい。しかし一歩川沿いに出れば静かで別世界。そして学校もあった。塔の側で、丘の上、絶景の中、勉強やスポーツをしてるんです、休み時間なのか子供たちの声が響き渡っている、あんなところで育つ子供達は幸せだ。アルマンソン川には野生の鴨親子。パンをあげてるだけで1日幸せに過ごせそうだ。もう何もしたくなくなる、祖国に帰らずここで暮らしたいと思ってしまったほどでした
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この村に着いたとき、「わたし・・もう世界中どこへだって行けるわ!」と自信が漲ったのも束の間「えっと・・宿の場所どこだっけ・・」今回のホテル、全て場所を調べてなかった、完全に忘れていたのだ。ディジョンでも予約表だけ握りしめ、ぐるぐる回って人に聞いて辿り着く。スミュールには夜着いたのでお店も閉まってるしあたりは暗くなってくるし唯一降りた若い男女に、村の人ならわかるはずと宿の名前を見せるとあっけなく、「わからないわ~」とりあえずトボトボ歩いていると、見つけた。「かぁちゃん、すごい!」唯一息子に褒められる


写真では晴れてるが、激しいスコール、強風、極寒の繰り返しだった。宿から借りた傘、折れたり。いちお散歩コースってのがあって初めてだし巡ってみるかと地図通り歩くが、とくに案内版みたいなものはない。途中、道が二つに別れて、ひとつは明らかに民家、ひとつは山道(しかも土)。山道を選ぶもあまりもの急な坂、歩くというより登る?こりゃ、違うと引き戻しても他の道はない。登ったよ、雨でぬれたべちゃべちゃの道を、結果合ってたみたいなんですけど、誰かせめて観光グループの方、コッチっていう表示だけでもつけてくれないと迷います遭難します。そのあとも迷って迷って一般道路に出てしまい「かぁちゃん、あの塔があんな所よ・・」いつの間にか村から離れ、帰ってくるまでに5時間かかったという。絵を描いてた時間を引くと3時間

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「パンいる?」 猫一匹が絵になる一瞬
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10:30 | 2009年フランス親子旅 | comments (3) | edit | page top↑

予定は未定

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当日になるまで、あの村に辿り着けるかは”未定”だった。まさに冒険、運だめし。パリでは「路線がややこしいからバスはやめといたほうがいい」と忠告され地下鉄利用だけにしていたが、地方で乗ってみることに。といいますか、そこへ行くにはアクセスがバスしかない(田舎には皆さんレンタカーで巡るんでしょうね)日本で事前に調べるもはっきりとした路線・時間が出てこなかった。ただわかっていたのは「1日3本ディジョンからバスが出る」ということだけ・・・。だけどもう計画してしまってたので(ホテルも取ってもらってたし)行くしかない、いや、行ってやるんだと思った


路線と時刻表を手に入れるべく、ディジョンのインフォへ。あっさり駅に行けと言われる。駅のインフォはいつも行列。(なので行くときは時間に余裕を持つこと) ここまで旅を続けると驚くほど自信と余裕が出てきててですね(喋れないのに)もう聞くのは簡単、ノートに書いた村の名前をはっきり見せて、バスで行きたいと告げる。ファイルから見せてくれた路線の発着到着時刻をメモさせてもらってミッション終了。だがチケットは予約できず、バスの中で買えと。確実に座れる保障はなしか・・。乗り場を聞くと「あっちへ行けばわかるさ」的な、適当なことを言われ、なるほど電子掲示板が立っている。電車みたく時間と行き先、乗り場表示。とにかく明日またここに来てみるしかなかった。
そして当日。掲示板を30分前から凝視してるのになかなか表示されない。(たくさん路線があるみたいで)乗り場がわからないと席取りのために並ぶこともできず、結局表示されたのは出発5分前!もうどれだけ手に汗を握ったか・・・。結果、並ぶ必要はなく余裕でしたけど。客はみんな身軽で各村在住っぽかった、観光客はおろかアジア人もいない、まさにローカル線。息子希望で一番前の席、あー思い出す。イギリスで田舎道を走るバスに1人で乗ったときこんな感じだったことを。まさか11年ぶりに息子とフランスでまたこんなバスに乗るなんて。あ・・私の旅の形、変わってない・・・(笑)


2009年9月調査 (ほんとに極端な早朝・昼・晩の3本のみ。帰りも同じような時間帯)
【アヴァロン行き】 Dijon  7:00 12:30 18:30
                  ↓    ↓    ↓
           Liberte 8:29 13:44 19:46



それにしても安すぎる、さすがローカル。息子と二人でたった3ユーロ。(¥420)1時間もトランスフォーしてくれて!10ユーロ出しておつりが7ユーロだったから、確か。空港からパリ市内へ行くバスは二人で25ユーロ(45分、¥3,500)、地下鉄だって1区間1ユーロ、それでなくても物価が高いフランスなのに。決して車体がボロいわけではなくて立派で広くて綺麗です。苦労した甲斐があった。バスはいくつもの小さい村に止まりながら走ります。名もないこの村も降りてみたかったな
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06:59 | 2009年フランス親子旅 | comments (5) | edit | page top↑

その部屋で描く?

フランス・3階窓辺から0331 - コピー
ムッシューの家は中央黄色い家の左隣、窓が5個見えている全部とその隣も。この絵が貴重な出会いをもたらしてくれた。あのスケッチブックを閉じるのがあと数秒遅かったら、彼は私が何を描いてたかなんてわからず、ただの通行人と観光客で終わっていただろう。まさに出会いは運


全ての部屋を見せてもらった後、ここで描いてもいい?と尋ねると「もちろんさ!」ってその部屋、ムッシューの寝室。私の中ではなにがなんでも絵優先だった。蔦の絡まる壁と屋根の向こうにノートルダム。決して地上では描けない景色だった。途中、舌を出しながら「これじゃ恥ずかしいよね」という感じで、ベッドの上の布団を直し、すぐ去っていった。

フランス・そびえる教会0332 - コピー


ホテルに残してきていた息子(本当はダメです・・・)ドアを開けると密封された部屋は蒸し暑く、窓をあけようにもフランスの窓は複雑だから無理だったみたい。お腹空いて残ってたパンを食べ、テレビを見たり、漫画を描いたりして過ごしていたんだって


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08:36 | 2009年フランス親子旅 | comments (3) | edit | page top↑

民家訪問

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早朝スケッチをしに、ディジョンの街へ繰り出す。名所ではなく、まず色瓦が美しい民家を描く。描き終えて、次はどこに行こうかなとスケッチブックをまさに閉じる寸前、パンを抱えたムッシューが背後から絵を指差しながら話しかけてきた。


「ここ、ボクの家だよ、来る?」
本当にこれだけだったんです。私が何者なのか、ひとつも警戒せず(お互いですが)お家を見せてくれるなんて!フランスの、普通の人の暮らしを拝見する機会なんて、知り合いがいない限り、無理ですよね。人のお家を見るのが大好きな私は、これはチャンス、見たい!という一心だけで 「行く!」と答えてついていくのだった。そう、後から思えば危険すぎますよね・・・。部屋に入る前に、「息子がホテルにいます」私には待ってる人がいるとアピール。実際本当に何事もなく純粋に親切にして頂いたし、何よりムッシューは日本大好きだった



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こちらが、私が愛しそうになった(また?)ムッシュー♪少し爽やかにしたジョンレノンに似てると思う。さぁ、探検の始まり。絡まる蔦が年月を漂わせています。それもそのはず、ここは築200年のアパートだった。ムッシューはこの3階と4階に30年前から住んでいる。その前はアフリカって言ってた、壁のカーペットや椅子はアフリカのなんだよって。相当の旅好きで若い頃から世界を巡ってたみたい。それで日本の彼女?がいて別れてしまったんだと彼女の写真を見せながら泣く仕草をしたり、笑


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それにしても200年というのにとっても綺麗。改装を繰り返して大切に住んでいるんだって。でも古い梁はそのまま活かし、壁を取っ払って広くしたり、子供が小さいときは部屋にブランコを作っていたり、いろいろ写真も見せてくれました♪


改装の際に自分でイメージを描いた立体図も。思わず建築家?と聞いたら、教師をしてて定年した今はたっぷり時間があるんだって、うん、たぶんそう言ってた

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7部屋、ぜーんぶ案内してくれるという寛大さ。娘の部屋も、本人の許可なく見せてもらいました( *´艸`)南側の窓からはディジョンの名所・ノートルダム聖教が望める


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お茶目なムッシュー、台所に来ました。昔は暖炉があったけど今は埋めてしまったみたい。シンクも綺麗に変えてました。


見つけた日本の調味料がたくさん!「そうだ!ずっと疑問だったんだ、巻きすはどっちが表でどっちが裏なの?」と聞いてきたので答えてあげときました。他に日本の浴衣やハッピも持ってました。

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あっというまに楽しい2時間は過ぎ、きっと、いつか、また絶対、訪問しに行こう!それまでムッシュー元気で居て下さい
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10:31 | 2009年フランス親子旅 | comments (7) | edit | page top↑

都会に疲れる

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人混み、交通量、騒音。憧れのブルゴーニュ地方、ディジョンに来たというのに、歩けば歩くほど疲れていくばかり。田舎ののんびりに慣れすぎたのもあるけれど、ここに来て物凄く悪天候になり激寒。絵は諦めて、博物館やデパート巡り。おそろしく軽装だったので厚手の上着をデパートで買おうと、可愛い子供服を見つけてお土産にもどうかしらと選び始めるやいなや息子は、早く早く~トイレ~足が痛い~ホテルに帰る~と、結局何一つ買えず、ディジョン名物マスタードも何ひとつ、写真もほとんど撮ってないし、夕飯は外食する元気もなく、パン屋でテイクアウトし早めにホテルへ戻るのだった。今日何したっけ!?一枚も描けなかった。明朝スケッチに行くと決意して眠るのだった。そのおかげで出会いがまたひとつ。続く


10年前ぐらいになるだろうか。イラストレーター・山口れいさんの本
ブルゴーニュは、いつか、絶対行くんだとずっと大事にしていたもの。歴史的建造物が混在していて、屋根に色瓦が使われているのが特徴的な街、ディジョン

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塔の上に続く階段(使われてない様子)自宅にほしい。
旧市街は石畳。歩いて周れる街というのもいい。(それでもぐるっと2時間はかかると思う)


このころ息子はカメラを向けるとジャンプする

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09:28 | 2009年フランス親子旅 | comments (0) | edit | page top↑